弥月わかな

今生きている すべての君とあなたへ

死ぬ順番だけは、間違えないで

育ての親だった祖母は、愛が深くて、人の間違いや失敗に寛大な人でした。

 

ただ一つだけ。

 

「死ぬ順番だけは、間違えないで」

 

戦時中、栄養失調で、一歳に満たない息子を亡くした祖母は、

この事だけは、繰り返し、繰り返し、言っていました。

 

「(死ぬ順番は)おばあちゃんが先。あなたは後。」

 

死神に100万回フラれるくらい、死にたかったけど、

「順番」が守れて、今は本当に良かったと思っています。