ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 19
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
スターをくださる方、ありがとうございます!
目の下のクマがえげつなかったようですが、
妙真さんが心を開いてくれたことが嬉しくて、辛いとかしんどいとか、この時は全然無かったですね。
(若さって凄いよね・・。)
実習に行き始めた最初の頃は、看護師さんと比べて、ひたすら凹んでいましたが、
妙真さんとの関わりの中で、「そうじゃねえだろ」ってトコに気付きました。
学生にしか、できないことがある。
たった一人を受け持ち、時間を持て余す看護学生にしかできないこと。
ずっと傍にいて、たくさん話をしないと、できないこと。
「もっともっとお患者さんの希望や思いをくみ取って、
もっともっと患者さんの夢をかなえるお手伝いがしたい。
患者さんにもっともっと喜んでもらいたい!」
この頃には、看護師さんと看護学生の能力差を嘆くのではなく、
「看護学生にしかできないこと」に目が向かうようになっていました。
「患者さんを笑顔にするぞ、第一弾!」と銘打って、張り切って夜通し折り紙を折っていました。
・・・が、若くても眠いもんは眠い・・・。
予感的中、見事に落ちていました
あっぶね~~~
悠ちゃんに目覚まし役をお願いしておいて大正解。
持つべきものは友。
後で聞いた話ですが、最初は普通に「コンコン」ってノックしたそうですが、
全く反応がなかったので、だんだん叩く強さがUPしていき、
「どんどんどん」レベルになって、ようやく起きたそうです。
ありがとう!悠ちゃん
読んでいただくこと、皆さんの反応が励みになっています!!
まだまだ続きますが、お付き合いいただけると幸いです。
ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 18
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
スターをくださる方、ありがとうございます!
看護師さんにも話さないようなことを、話してくれた・・・。
テンション爆上がりで、病室に戻り、体調が良ければ外出or外泊許可が下りたことを伝えました。
妙真さんのテンションも爆上がりし、「なんか病気が治ったようだよ!!」(※治っていません)
「あの子の晴れ姿・・、可愛いだろうねぇ!!」
生きる意欲が湧いています。
私も願わずにはいられません。
「神様、どうか妙真さんの命を、成人式まで持たせてください。」
妙真さんはわくわくが溢れて、本音がどんどん出てきます。
「孫の結婚式が見たい。」
「その前に卒業式があるね。」
余命2年が吹っ飛んでいました。笑
「やりたいことがある」「叶えたいことがある」
そして、そういったことを叶えられる可能性がある。
それが生きる気力になるんだと思いました。
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まだまだ続きますが、お付き合いいただけると幸いです。
ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 16
今回も漫画を読んでいただき、ありがとうございます。
安定の悠ちゃんにヘルプ。笑
「患者さんの幸せが、看護学生の幸せ」というのが、この頃には成立していました。
人間に与えられた時間は1日24時間。
もう寝る時間を削るしかない状態。
「間に合わず!」と気合は満々。
でも、寝落ちる自信もある…。(前科あり)
…ということで、とりあえず寝てたら起こして」と悠ちゃんに頼んでおく。
後々これが正解だったと痛感します。笑
実はこれは後で悠ちゃんに聞いたことですが、「あの時、あんな風に尽くしたいと思える患者さんと出会えて、羨ましいと実は思ったんだよ」・・・と。
妙真さんはくす玉を楽しみにしつつも、私に負担をかけていることを、内心とっても気にしてくれていましたね。(それが態度に駄々洩れ)
妙真さんが嬉しそうに喜んでくれる、「それだけでナンボでも折れるってもんよー!!」と、テンション爆上がりしているところに、はる登場。
妙真さんと親しげに話す姿を見て、ショックが連発。
速攻落ち込みます。
なぜなら、私はすごい人見知りで、人間関係を築くのが超下手くそだったんです。
それが、結構なコンプレックスでした。
ショックで、妙真さんの気遣いにも気付かないほど。
まだまだ漫画は続きます。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
漫画 ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 15
今回も漫画を読んでいただき、ありがとうございます。
いや~、まさかの二度ミス(笑)
くす玉を渡した時流れた気まずい沈黙と、妙真さんの「え?」って顔を、今でも覚えています(笑)
出入り口が二か所ある、大病院のトイレの構造が起こした勘違い・・。
実習は冬休み2週間を挟んで、前半・後半に分かれていたので、前半の残り2日で折り上げなければいけなくなりました。
でも、妙真さんが「これじゃない」「これが欲しい!」って素直に言ってくれたのは、看護学生としては嬉しかったんです。
遠慮がちな患者さんのわがままは、看護学生にとって、心を開いてくれた証拠のようなもんでした。
気を遣って、本当に欲しいものじゃないのに、喜んだフリしてひっそり諦められたら、看護師を目指している側としては、悲しいですから。
患者さんの喜びが、自分の喜び。
患者さんの喜ぶ顔を見ると本当に嬉しくて、俄然やる気が出ました。
「患者さんに喜んでほしい。」
その思いと若さで、突っ走る看護学生。
たった一人の患者さんに尽くせる、看護学生の時だけ経験できる、貴重な体験でした。
まだまだ続きます。
つたない漫画ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 14
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
この時は本当に、泣いている大ちゃんに、かける言葉が見つからなかったです。
この時、私のグループで初めて患者さんが亡くなったので、
「患者さんの所には、いつも笑顔で行きなさい」という教えの難しさに、
ぶつかりました。
「教科書、肝心なこと書いてないじゃん」って思ったのを覚えています。
この頃から、妙真さんの人としての強さに、惹かれていました。
本人への告知も、珍しかった時代でした。
死を見つめて生きることが、失望に繋がるのではなく、今ある一瞬一瞬を、全力で生きることに繋がっている・・。
妙真さんの凛とした生き様は、人生のお手本だと感じました。
まだまだ続きますが、お付き合いいただけると幸いです。
ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 13
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
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ラスト・レター ~原点回帰の物語~ 12
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
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まだまだ続きますが、お付き合いいただけると幸いです。
明日も更新します。