強制わいせつ事件ー３

例えば、強制わいせつ事件がが起こった時に、

 

「その場で警察に通報して、助けを求めた人」と、

「その場は、冷静に乗り越えてしまった人」では、

後々の結果に、大きな差が出ると思います。

 

私の場合、業務拘束時間中、仕事のために乗った社用車の中で起こった

事件だったので、

仕事に対する責任感と、鉄の根性で、その場（と仕事）は、冷静に対処しましたが、

それが「大失敗だった」と、後から思いました。

「冷静でいられる程度の事だったんでしょ」
と判断される、という事です。

わいせつ犯罪でその場で騒いで、警察沙汰になれば、会社の名前も、もちろん出ます。

わいせつ犯罪を犯した当人が、厳しく罰せられるのは当然ですが、会社の名前が表に出れば、
会社ごと道連れになり、真面目に仕事をしていた他のスタッフも、職を失います。

 

それは正しくないだろう、守れるものがあるうちに、内々で加害者を処分してもらえれば…

と思ったのが仇となり、結局、上の判断で、隠蔽されてしまいました。

 

 

あの時、私が一番すべきだったべストな対応は、強制わいせつをされたその時に、

 

　　　　　「自分で、１１０番して警察を呼ぶ」

 

でした。

「恐怖や動揺で、泣いて仕事が出来なくなっても、やむを得ない状況」

だったのです。

 

１１０番して、警察に助けを求めて、良かったのです。

 

 

私はそれを知りませんでした。

 

後から「＃８１０３ （各都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口）」

に相談して、教えてもらいました。

隠蔽されて、無かったことにされるなら、他のスタッフもいたのですから、

我慢せずに、警察に通報すれば良かったと、悔やんでいます。

結局、その場で警察に通報しなかったことで、「隠蔽」という、最悪の結果を招きました。

その場で警察に通報しておけば、隠蔽だけは、出来なかったのに。

悔やんでも、悔やみきれない結果になりました。

 

「恐怖や動揺で、泣いて仕事が出来なくなっても、やむを得ない状況」

 

だったのです。

隠蔽されて、無かったことにされるなら、他のスタッフもいたのですから、

我慢せずに、泣きつけば良かったと、悔やんでいます。

結局、その場で公にしなかったことで、「隠蔽」という、最悪の結果を招きました。

その場で犯罪を公にしておけば、隠蔽だけは、出来なかったのに。

悔やんでも、悔やみきれない結果になりました。